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僕の今の生活環境は、1200mほどの山の麓に住み、海までは車で20分。
山の反対側には大きな国道が通り、高速も走っていて。
その通りを少し離れれば、のどかな開けたフラットな田園風景が広がっています。

日々の日課のエクササイズ・トレーニングは朝起きてすぐに始まります。
ランやバイクでのこれは決してやらされているのではなくやりたいから、RUNにRIDEするのです。
もちろんプロとしてパフォーマンスを維持し、いつまでも向上を目指していることも当然ありますが
そこへも自分自身が心から求めているから行っています。

この日課でのエクササイズの為に家を出るのが楽しみな自分がいます。
その理由の一つに、毎回変化と発見、当たり前のことが魅力的に感じられるからです。

僕はトレイルランナーで山の道を走るのが好きで、山を走ることそれが本業です。
今の生活環境では家から2分も走ればtrailに入れます。
そこからトレイルをつなげれば100%オフロードでいくらでも走りまわれます。
これはどこか贅沢な環境ですが、これを求めてこの地に生活しています・・が。

その山からはなれた日常での生活圏にてあらゆる喜びを見出しています。
ランニングには距離と時間はつきもので、時に速さと起伏なども考慮していることでしょう。
僕はトレイルレース、イベントをプロデュースするなかで
走るコースレイアウトを考えたりしています。
しかしそれは自分のお気に入りだったり、紹介したいコースを公に表現してそれぞれを運営・開催していますが
日々の生活において日課のRUNでは自分の為に日々コースをレイアウトし
自分がそこを楽しんで走っています。
そこは山ではなく、人々の生活圏。

何本もの河川、用水路の流れる広々とした田園風景
そのところどころには、土手が続き、牛舎や養鶏所、ビニールハウス農家
四季によってあらゆる作物が栽培される畑が広がり、少しでも住宅地に近付けば
小さな公園が数多く点在している。そこらには無数に小道、あぜ道、農道、河川敷には道が通っている。これらをつなげると無数に走り回れるコースができあがります。
回り方、通り方を少しづつ変化させるだけでいくらでもコースのレイアウトは出来上がり
距離や強度の選択もいかようにできてしまうのです。

~の信号横の農道から入り、~川の脇を抜け、土手にあがり、~川とぶつかったところから田んぼのあぜ道へ入り、苺のビニールハウスの角を曲がり、毎朝詩吟を唄う御爺さんがいるベンチ脇を抜け、用水路の橋を渡り、南下すると~川へぶつかる、これをさらに南下すれば海だがそこへは行かずに、また違う用水路横を通り、日々~な猫のいる土手をあがると農道へこれを北上すると・・・延々と。

※夏は青々、秋には稲穂が垂れる


用水路の小橋、一日誰も通らないこともあるでしょう。これがあるだけで僕にとってはLucky。


※雲の量、時間、季節・・・で見える山の雰囲気は日々違います。


※時にベンチに足を引っ掛けて腹筋。



※季節・時間によって路面も変化する。trailではないけれどフカフカ・・。


※朝陽に照らされる工場のシルエットは幻想的・・。



※こんなところにも足をかけて腹筋。


※陽の光は大きく気持ちを変化させる。


※草刈りをしてくれているところも多く、いつもありがたいと思う。


※川の鯉やシロサギを眺め、時に驚かせないように走る。


公園の遊具はエクササイズし放題、しかし公園の利用状況や遊具の強度などには十分注意して。


※キンキンに冷えた朝もその雰囲気が動くモチベーションを上げる。



レイアウト一例の話ですが、いかようにも走りまわれ、これらの変化は、日々違ってとても楽しい。
SUUNTOの時計で距離をはかっているので、何処をどう通ると何キロ
どことどこをつなげると何キロ、心拍計にてどう回ると運動強度はどれくらいかと
時にラップを計り周回をすることも、それはそれで刺激が入って楽しい。

これだけの変化があれば、走る時間や気温、季節によってもまたあらゆる変化をもたらしてくれる。
ではそれは自分が走るのが退屈で飽きやすいいから、そうさせるのかというと決してそういう訳ではない。それをすることが楽しいのです。コースの変化は、当然体にも刺激を与え、走り終えた後の疲労度にもつながってくる。ただ走るばかりでもなく、小さな公園では遊具を拝借して、チン二ングやシットアップ、ひと気のない農道や小道ではウォーキング・ランジを入れたりして体に負荷を与え、これもまた刺激となる。どうでしょう、変化・刺激は沢山あります。
こんな田園風景が無くても、街には道や公園、小路地や坂、歩道橋や境内の階段等などつなげるポイントは無数にあるはずです。

ここでは、なんとかして無理にエクササイズをしましょうと話をしているのではありません。
こんな楽しみ方、体の鍛え方、継続の仕方、その先には、いつまでも健康でいましょうと行ったところに
自然に辿りついてもらえればいいな・・と思う次第でございます。
石川流、誰にでもどこででもできる楽しみ方ではないでしょうか。







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石川弘樹 Hiroki ISHIKAWA

幼少よりサッカーを始め、高校ではインターハイを経験する。大学在学中に世界最高峰アドベンチャーレース “Raid Gauloises”(レイドゴロワーズ)を知り、自分に何か奮い立たせるものを感じ、挑戦を決意する。
1999年からアスリートとしての道を選び、世界中の難関レースに挑戦。2001年よりトレイルランナーとして北米を中心に活動し国内をはじめ、海外へのレース、遠征を続けている。アメリカにてThe Rocky Mountain Slam及びGland Slam of Ultra Runningを日本人初獲得。シリーズ戦なども初。02,03年日本山岳耐久レース2連覇。2010年は主にスイスをメインとしたヨーロッパでのレースを中心に活動。日本国内でのトレイルランニング普及活動の一環としてのレースプロデュースは北は仙台、南は北九州まで5大会に及ぶ。今年の国内普及イベント、セミナー等はよりコアにローカルなトレイルにて全国をまわる。趣味は波乗り、レースの合間、冬場を中心に鎌倉の海に入水。そして音楽鑑賞、大学時代にはまったレゲエのレコード収集は今も健在。鎌倉に住み、自宅付近はトレイルのジャンクションになっていてあらゆる方向に走りだせる環境でトレーニング及び様々な活動、生活を行っている。
(株)TRAIL WORKS 代表

2008年11月までのブログはこちら
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