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信越五岳トレイルランニングレース2012 閉幕に寄せて

2012年度信越五岳トレイルランニングレース110km 
アートスポーツ・パタゴニアカップ終了いたしました。


大会へ参加された選手の皆様、運営をお手伝いいただいたボランティアの皆様
ご参加、ご協力、誠にありがとうございました。
そして大会を運営いただいた実行委員会の皆様、大会医療・トレーナーの皆様
関係各所でご協力いただきました皆様、大変お疲れ様でした。
大会に集まられた、運営に携わられた全ての皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
今年の大会は、大会事務局の移行と一部運営体制の変更により
開催告知、エントリーの開始が遅れ、多くの皆様にご心配、ご迷惑をおかけしました。
それでも参加選手は例年通り、エントリーいただき、選手のペーサーやアシスタントは昨年以上にお集まりいただきました。
この大会のひとつの魅力であるシステムが目指してきたところへ
普及してきたことを実感することができました。

今年の大会を振り返ると
例年にない「暑さ」が今年の大会の大きな特徴となりました。
これまでの大会はどこか日中は涼しく、夜は寒いというのがこのレースの雰囲気でありましたが今回の日中はとても暑く、夜になっても例年ほど冷えることがありませんでした。
これは選手の走り方にも当然影響を与え、暑さが走るペース配分を狂わせ、レース終盤トップ選手も幾度と先頭を入れ替え、抜きつ抜かれつの首位争いを繰り返し、見てる側、運営側は興奮をするものでありました。レース全体を通して、暑さを警戒、暑さにコンディションを崩された選手が多く、日中はスローペースで進み、暑さにダウンし、棄権、関門につかまる選手も例年以上に多くいました。昼間の暑さを耐え忍んだ選手は涼しくなった夕方、夜間に動くペースが回復、疲れていても例年の寒さからダメージを受けることもそれ程なく後半進む勢いを盛り返してくる選手が多く見られたように感じられました。

完走率は、昨年を少し下回りましたが、あの暑さの中で戦い、ゴールに駆け込んでくる選手の様子は、これまで以上に元気な様子で、もちろん辛さも極限に達していた選手も数多くいたと思いますが、フィニッシュする際の走り方、表情は軽快でさわやかだったと思います。多くの選手の皆様、本当にお疲れ様でした。走りきった選手、そうでなかった選手もこの大会の暑さとその際の走り方に今後の課題ができた今年のレースとなったのではないでしょうか。これに懲りずにまた、このレースへ、このトレイルへ足をお運びください。

今回も命に関わる大きな事故トラブルは起きなかったと、現在のところ認識しております。あのコンディションのなかでも多くの選手が先へと進み、ゴールにたどり着くことができたのは、大会での選手への医療、トレーナースタッフの熱心な献身的サポートがあったことも多くの方々にお伝えしたいと思います。今回、大会医療・トレーナーチームは、各エイドステーションに医師1名以上(多いところ3名)、看護師2名以上、トレーナー3名以上に配置についていただき、走る選手以上に長いサポート時間で活動していただきました。
医療・トレーナーの皆様、ありがとうございました。
大会事務局ならびに妙高市役所の方々の事務的作業はまだまだ終わることがありませんが、地元枠からの出場選手の皆さまにもお手伝いいただき、大会で使用したコースのあらゆる回収、清掃作業は終了いたしました。
大会事務局は今年から、パタゴニア日本支社と(株)アートスポーツの2社が運営の中心となり、妙高市の熱心な協力のもと、各地域関係各所、そして協賛メーカーの皆様によって大会は開催、運営することができました。皆様大変お疲れ様でした、大会運営本当にありがとうございました。大会の準備・運営・撤収にまでこれまで協賛メーカーでありました方々に動き、働いていただき、よりこの業界らしい、大会・雰囲気となったと思いました。また来年もより熱く、よりアットホームな大会運営を目指していきたいと思います。


長々となってしまいましたが
信越五岳のレースは一人で走る、ペーサーと走る、アシスタントと共に戦う、あらゆるそれぞれのレースをすることができる大会となりました。多くの人々が交わり、トレイルランニングとういう大会、アウトドアスポーツを通じて日常生活では味わうことのない、人々の心の触れ合い、葛藤、喜びを感じることができるイベントになったのではないでしょうか。選手が楽しめた背景には、この北信五岳のフィールドの美しさ、素晴らしさは欠かすことができません。幸い、暑さはあったものの、レース前も好天が続き、レース当日のトレイルのコンディションは非常に良く、快適な走りを選手達は多くのトレイルでできたのではないでしょうか。参加された多くの皆様には毎年大会を楽しみにしていただきたいのはもちろんですが、是非このレースに限らず、このフィールドの熱烈なファンになっていただくことを心から望みます。
これからも信越五岳トレイルランニングレースを毎年楽しみに、そして参加される選手あっての大会というものですが、今後も多くの皆様に応援もしていただける大会となれましたら幸いです。                  
 トレイルランナー石川弘樹
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石川弘樹 Hiroki ISHIKAWA

幼少よりサッカーを始め、高校ではインターハイを経験する。大学在学中に世界最高峰アドベンチャーレース “Raid Gauloises”(レイドゴロワーズ)を知り、自分に何か奮い立たせるものを感じ、挑戦を決意する。
1999年からアスリートとしての道を選び、世界中の難関レースに挑戦。2001年よりトレイルランナーとして北米を中心に活動し国内をはじめ、海外へのレース、遠征を続けている。アメリカにてThe Rocky Mountain Slam及びGland Slam of Ultra Runningを日本人初獲得。シリーズ戦なども初。02,03年日本山岳耐久レース2連覇。2010年は主にスイスをメインとしたヨーロッパでのレースを中心に活動。日本国内でのトレイルランニング普及活動の一環としてのレースプロデュースは北は仙台、南は北九州まで5大会に及ぶ。今年の国内普及イベント、セミナー等はよりコアにローカルなトレイルにて全国をまわる。趣味は波乗り、レースの合間、冬場を中心に鎌倉の海に入水。そして音楽鑑賞、大学時代にはまったレゲエのレコード収集は今も健在。鎌倉に住み、自宅付近はトレイルのジャンクションになっていてあらゆる方向に走りだせる環境でトレーニング及び様々な活動、生活を行っている。
(株)TRAIL WORKS 代表

2008年11月までのブログはこちら
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